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環境省/中間貯蔵施設初弾本体2件、11月15日着工/前田建設JVと清水建設JV20161111建設工業
環境省は、福島第1原発事故で飛散した放射性物質の除染作業で出た汚染土などの廃棄物を最終処分するまで一時保管する中間貯蔵施設(福島県双葉、大熊両町)の初弾本体工事2件を15日に始める。着工当日には政務官以上の同省幹部が現場を訪ね、工事関係者に安全面などに配慮しながら作業を進めるよう訓示する予定だ。
初弾本体工2件は「16年度土壌貯蔵施設等工事(双葉町)」と「同(大熊町)」。双葉町工区の施工は前田建設・奥村組・鴻池組JV(契約額86億4000万円)、大熊町工区の施工は清水建設・竹中土木・東洋建設JV(88億5060万円)がそれぞれ担当する。いずれも工期は19年3月29日まで。
それぞれ敷地全体(約1600ヘクタール)の一部に当たる7ヘクタール程度で、総容量6万立方メートル規模の土壌貯蔵施設と、処理能力が1時間当たり140トン規模の除染廃棄物の受け入れ・分別施設を建設する。17年1月にも受け入れ・分別施設の試運転を開始した後、同年秋から冬にかけて汚染土の貯蔵と可燃廃棄物の焼却を開始する。
初弾本体工で建設する施設で受け入れる除染廃棄物の総量は、両工区でそれぞれ約9万トンに上る。
環境省は、20年度までに最終貯蔵見込み量(2200万立方メートル)の半分強に当たる最大1250万立方メートルの除染廃棄物を中間貯蔵施設に搬入する計画。現時点で16年度中に第2弾の本体工事を発注するかどうかは未定という。
中間貯蔵施設の建設費は総額1・1兆円程度を見込む。除染廃棄物は中間貯蔵施設への搬入を始めてから最長30年間保管した後、県外で最終処分することが法律で決まっている。
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