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東日本保証が2万3000社調査/総資本経常利益率4.24%20161116建設通信
【1人当たりの付加価値上昇、15年間で最高】
東日本建設業保証は、本店所在地が東日本管内の約2万3000社を調査対象とした「建設業の財務統計指標(2015年度決算分析)」をまとめた。総資本経常利益率の平均は前年度の4.66%から4.24%に下降した。売上高30億円以上の階層が6.43%となる一方、1億円未満は1.57%と大きな開きがある。生産性の代表指標である「1人当たり付加価値」の平均は前年度の958万円から998万円に上昇し、ここ15年間の最高値を更新した。調査結果は16日に同社のホームページで公表する。
調査は、総合工事業(土木建築、土木、建築)、電気工事業、管工事業を専業とする2万3036社を対象に実施した。売上高1兆円を超える大手ゼネコンは調査対象に含んでいない。
総資本経常利益率は、10年度まで6年連続でマイナスだったが、11年度から4年連続で上昇。15年度は下降したものの、4%超えは2年連続となる。業種別では電気が7.42%と最も高く、土木建築と建築がともに3.43%で最も低い。
地区別では東北が5.54%で最も高く、甲信越が最低の3.42%だった。都県別では福島の7.90%、岩手の6.25%、宮城の6.09%の順で高く、新潟が2.93%で最も低い。売上高営業利益率の平均は前年度の2.04%から1.83%に下降した。
「1人当たり付加価値」を業種別でみると、土木建築が1127万円で最も高く、管が852万円で最低だった。売上高別では30億円以上の階層が1828万円で最も高く、1億円未満層の619万円とは約3倍の開きがある。地区別では、東北が1056万円と最も高く、甲信越が921万円で最も低い。都県別では福島の1181万円を筆頭に、宮城、東京の順で高い。最も低いのは栃木の882万円だった。
自己資本比率の平均は、前年度の25.45%から28.58%に上昇した。業種別では電気が40.10%と最も高く、土木が24.30と最も低い。売上高別では、1億円以上の階層すべてが30%を超える一方、1億円未満は5.00%と低水準にとどまった。地区別では、北陸が34.56%で最も高く、24.29%の東海が最低だった。
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