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大林組/豪ビルト社と業務協力/営業展開の一歩踏み出す20161118建設通信
大林組は17日、豪州の建築市場開拓に向け、地元準大手建設会社のビルト社(シドニー)と業務協力協定を結んだと発表した。土木工事では2件の工事が進行中だが、建築工事の実績はなく、地元に根付いて幅広い用途で展開するビルト社との関係強化を、同国での本格的な営業展開の一歩に位置付ける。
協定を機に、両社は営業情報の共有に加え、JVで応札するプロジェクトの検討なども協議する。大林組が単独で受注することも前提にしており、ターゲットのプロジェクトに応じて最適な形を選択する。現時点で受注案件はなく、具体的な年間受注目標も設けていないという。
海外展開を成長戦略に位置付ける大林組は、これまでに米国やカナダでは現地建設会社をM&A (企業の合併・買収)でグループ傘下に収める戦略をとってきた。 現地企業と資本関係のない業務協力協定は今回が初めての試み。 2018年3月期に最終年度を迎える現行中期経営計画では、海外売上高比率25%を目標に位置付けている。 17年3月期は23%になる見通しだ。
同国における大林組の取り組みは12年に営業拠点を再開し、現在は高速道路と下水道の2件を工事中。ビルト社は従業員数が550人、売上高規模は約650億円で、主要都市を中心に幅広い用途で建築事業を手掛けている。大林組はその技術力とローカルネットワークが今後の事業展開にプラスになると判断した。
両社は7日に東京都品川区の大林組本社で調印し、ビルト社からはブレット・メイソン社長らが出席した。
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