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飛島建設/野菜工場運営に参入/農業のノウハウ蓄積、ドーム型植物工場の販売も20161121建設工業

 飛島建設は、建築、土木に次ぐ新規事業の柱の一つとして、農業ビジネスに取り組む。工場式植物生産システムの開発・販売などを手掛けるグランパ(横浜市中区、阿部隆昭社長)と共同開発し、グランパが山梨県内で運営していたドーム型植物工場の運営を継承、葉物野菜の生産事業に参入した。今後、野菜の栽培・販売で蓄積する農業のノウハウを生かしたドーム型植物工場の販売にも着手し、事業拡大を目指す。

 ドーム型植物工場は、飛島建設とグランパが2010年に共同開発。現在は飛島建設が土地造成など工場設置に必要な土木工事、グランパが工場の保有・運営と外販を担っている。

 飛島建設が事業継承したのは、グランパが国内3カ所に所有する工場のうち、山梨県北杜市白州町にある「ドームファーム北杜」。今年6月にグランパからの委託を受けて飛島建設が運営を開始。10月20日付で事業を引き継ぎ、グループ会社化した。ドームファーム北杜の代表を兼務する飛島建設の大堀裕康新事業企画部長は「建築、土木の先行きが不透明な中、新規事業という3本目の矢の軸として育てる」と話し、アスベスト溶解無害化処理システム、丸太打設による液状化対策に続く新事業の柱として期待する。

 40棟あるドーム型植物工場のうち、稼働しているのは25棟。約20社と取引し、首都圏のスーパーなどを中心に出荷している。初年度の売り上げ目標は約2億円。今後は35棟をフル稼働させ、5年後の年間売上高6億円を目指す。

 大堀部長は「栽培から加工、出荷までのノウハウを蓄積し、2〜3年後にはリーフレタス以外の栽培にも挑戦したい」という。さらに2〜3年後にはドーム型植物工場の販売に本格着手する計画。生産・出荷技術と販路開拓などのノウハウをパッケージ化し、既存の農業事業者だけではなく、農業への新規参入者もターゲットに売り込む。


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