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奈良県/国際芸術家村基本計画案/伝統工芸施設など7棟配置、17年度に設計着手20161128建設工業

 奈良県は、歴史文化資源の修復・活用や文化資源交流、人材育成の拠点として整備する「(仮称)奈良県国際芸術家村」の基本計画案をまとめた。天理市杣之内町の私有地(約2・6ヘクタール)を候補地とし、文化財修復・展示棟や伝統工芸施設など7棟で構成する延べ約1万平方メートルの施設を計画。敷地南西側には公募による民設民営ホテルの誘致も検討している。概算事業費は約95億円を見込み、17年度から造成設計や建築設計に入る。造成工事が完了する18年度にも着工し、20年度中の完成を目指す。

 建設候補地は、国道25号に面した天理教杣之内多目的グラウンドを含む周辺地区。JR・近鉄天理駅の南東側約2キロに位置する。「教育・研究」「文化財修復」「人材養成」「交流・憩い」の4ゾーンを設定し、必要施設(機能)として▽文化財修復・展示棟▽複合棟▽情報提供施設(道の駅)、トイレ▽農村交流施設▽伝統工芸施設▽サイクルステーション▽屋外体験施設−の7棟を計画している。

 文化財修復・展示棟には、県文化財保存事務所と天理市文化財課の移転、選定保存技術保存団体などを誘致し、伝統技術の継承と後継者の育成などに努める。

 複合棟では、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)と連携したMICE(国際的イベント)の誘致、国際的な人材養成研修を展開。歴史文化資源を題材にした学術会議やフォーラム、シンポジウムなどの開催も予定している。屋外体験施設では発掘体験や遺跡を模したアスレチック場などを設ける。現時点の想定規模は延べ約1万平方メートル。今後の設計で詳細な規模を決定し、事業費を精査する。

 候補地の用地取得や造成工事などの関連予算は国庫(地方創生拠点整備交付金)を活用する予定で、12月議会に上程する。

 基本構想策定業務に続き、基本計画策定業務と運営主体等検討業務をパシフィックコンサルタンツが担当。


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