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AW検定協議会/現場溶接に臨時試験/認定資格者数不安解消へ20161130建設通信

 建築鉄骨の溶接技能者の技量を認定する「AW検定」を運営しているAW検定協議会は、現在実施中の第31次検定試験終了後に「工事現場溶接臨時試験」を実施することを決めた。2018年にかけてAW検定認定資格者数に対する不安が業界に広がっている情勢に照らして、通常の年1回の試験に加えて臨時試験を実施することにした。12月20日までに実施要領や受験申込書などをホームページに掲載し、17年1月に募集、同3月に試験となる見通し。

 AW検定試験を運営するAW検定協議会は、大手設計事務所・ゼネコンを中心に構成し、東日本地区と西日本地区でそれぞれ年1回試験を実施している。個々の工事単位で実施されていた技量付加試験を統一的に実施することで、工事監理などの省力化と鉄骨製作会社の負担軽減を主目的に1986年から始まった。工場溶接、工事現場溶接、鋼管溶接、ロボット溶接オペレーターの4種類に分かれ、工事現場溶接では「下向き」や「横向き」など複数の実技試験が行われる。検査や判定などで実技結果が評価されるため、高度な技術レベルが要求される難関試験の上、3年に1度の更新でも合格しなければ認定資格を失う。

 発注者や設計事務所では、大規模S造の場合、AW検定認定資格を持つ溶接技能者による溶接を求める案件が増えているものの、工事現場溶接の認定資格保有者は16年4月1日時点で全国に967人と少ない。このため、ゼネコンでは、AWに準拠した独自の試験を実施し、自社の設計・施工案件で活用する動きが広がっているほか、業界全体として検定試験の見直しなどを求める声が上がっていた。

 協議会では、こうした情勢を踏まえ、通常、年1回の試験に加えて、今回、臨時試験を実施することにした。16年度の第31次検定は既に追試験実施期間中で、17年1−2月には合否が判定される。臨時試験は、1月に募集を開始し、3月に試験を実施する予定で、第31次の不合格者も受験できる。これに合格すれば、4−6月ごろには合否が判明し、17年度の認定資格者として作業が可能になる。

 第32次検定試験は、通常通り17年4月に募集し、同12月まで試験、18年3月末までに合否判定というスケジュールで実施する。


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