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竹中工務店/コンクリ床工事、施工支援機械で25%省人化/作業員不足対応加速20161130建設工業

 竹中工務店は、建物の床のコンクリート工事に施工支援機械を導入して省人化と品質向上を図る取り組みに着手した。「打設」「ならし」「押さえ」の3工程にそれぞれ、米国製の機械を一部は日本の建築現場向けに改良して導入した。「コンクリート工事フルロボ計画」と名付けて推進。2000平方メートルの床コンクリート工事なら従来27人必要だった作業を25%少ない20人でできるようにする。

 工事需要の増加と現場の担い手不足が進む中、床のコンクリート工事を担当する土間工や左官工は高齢化と入職者不足が特に深刻化していることから、対策を加速させることにした。

 打設作業にはバックパック式のエンジンバイブレーター(ノースロック社製)を採用。振動力を発生させるエンジンを一人で背負えるシステムを導入することで省人化を図る。既に3現場で適用している。従来のバイブレーターは操作者とは別に電気配線を支える作業員が2人必要で、3人がかりで一つのバイブレーターを操作していた。

 打設工程でコンクリートをまんべんなく流し込む作業を担うポンプ工を、移動用車輪とリモコンを備え付けた新型分配機に置き換えるプランも検討中だ。

 床面レベルを整えるならし作業は高度な熟練技術が必要とされてきたが、「スクリード」と呼ばれる機械(ソメロ社製)のうち小型機を改良して導入した。レーザー測量器と連動させて自動でレベル制御ができるバイブレーターブレードでならしとレベル管理を行い、品質も高める。体への負担が大きい中腰姿勢での作業も減らせる。15年末から12現場、延べ3万6000平方メートルの工事に導入した。

 押さえ工程では、作業員が手動式トロウェルを持ち、振り回しながら操作・施工してきたが、新たに軽量騎乗式トロウェル(MBW社製)を導入。作業スピードの向上と作業員の身体的負担の軽減を実現した。1現場で採用。無人化トロウェルの研究も進めている。

 同社はこれらの新型機械を西日本機材センター(堺市美原区)で保有。今後、協力会社と共同で改良を進めながら、大規模建築現場を中心に積極的に導入していく方針だ。


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