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東北道・岩槻ICに体験・体感型研修C新設/18年度完成目指す/東日本高速20161201建設通信
東日本高速道路会社は、本格化的な高速道路のメンテナンス時代到来に対応するため、埼玉県の東北自動車道・岩槻インターチェンジ(IC)敷地内に、体験型・体感型の技術者研修施設を新たに整備する。11月30日の定例会見で、廣瀬博社長が明らかにした。廣瀬社長は「維持管理業務を主体とした技術開発の推進と、技術者の育成、技術力の向上を図ることが喫緊の課題」との考えから同施設を整備する考えを示した。現在、同社グループ企業内で詳細設計中。準備が整い次第、着工する予定。2018年度内の完成を目指す。
技術者育成の基本的な考えについて、廣瀬社長は「技術者の主たる成長機会は現場・職場での実践とOJT。また、実行性のあるOJTには、技術的な知識の理解と習得が必要」と指摘。そのためには、「基礎研修が必要で、さらに将来的に減少する建設現場での経験も補完し、構造物の劣化メカニズムなどを深めるためには、体験型・体感型の研修が必要」との考えを示した。これらを踏まえて、「より実行性のある研修施設を整備する」と述べた。
また、同施設は、同社グループが担う点検、調査、診断、雪氷対策などの維持管理業務に関する研究・技術開発にも活用する考え。あわせて、料金管理業務における実機を使った研修も計画している。
規模については、「4階建て程度を考えている」とし、1、2階は実習・研修施設とし、3、4階は同社グループ会社のネクスコ東日本エンジニアリングや関東支社の工事事務所などを想定。具体的な延べ床面積や事業費などは、非公表としている。建設予定地には3階建ての老朽化した施設があるため、これを取り壊して、同跡地に新たに研修センターを整備する。
ネクスコ東日本エンジニアリングは、群馬県高崎市に、点検・保守の実技面の技量向上に向け、教育・訓練の実施を目的とした研修施設「テクニカル・トレーニングセンター」を保有。廣瀬社長は「体験・体感型の技術研修の必要性が日を追うごとに高まっている」中で、同センターだけでは不十分との認識を示し、充実した施設を整備して両施設を積極的に活用していく考えだ。
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