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戸田建設/3Dデータで大規模土工見える化/システム開発、重機稼働と盛り土速度管理20161208建設工業

 戸田建設は、3次元(3D)データを活用し、大規模土工の施工状況を可視化するシステムを開発した。3D地形モデル上で視覚的に稼働状況を管理する「重機稼働見える化システム」と盛り土の速度を管理する「盛土速度の見える化システム」。これらを活用することで施工の合理化・効率化を推進する。

 重機稼働見える化システムは、3Dレーザースキャナーを使って地形の点群測量を実施し、作成した3D地形モデルを利用する。各重機の位置情報をGNSS(全球測位衛星システム)受信機から取得。リアルタイムでクラウドサーバーに送信することで地形モデル上に表示する。

 重機の移動に合わせて軌道も描かれるため、移動状況が一目で分かるのが特徴。専用のソフトウエアを使うことで、現場事務所だけでなく本社や支店などどこからでも確認できる。現場の状況に応じて重機の配置変更や追加・削除などの判断がしやすくなり、施工の合理化につながるという。

 盛土速度の見える化システムは、軟弱地盤上で施工する際、あらかじめ定めた盛り土速度を超えないようにするために使用する。盛り土の締め固め管理に採用しているGNSSを用いた盛り土転圧管理システムの3D走行記録から、盛り土の施工日や施工範囲、盛り土厚の情報を取得。各管理ブロックごとに盛り土速度を自動演算し、規定しておいた設計盛り土速度と比較して次段階の盛り土の可・不可を判断する。

 判断結果は色別表示され、盛り土が可能なブロックと不可能なブロックをそれぞれ可視化する。盛り土した箇所の適正な放置期間が可視化されるため、施工ミスの回避と品質確保につながる。盛り土データを入力する手間も省けるため、施工管理の省力化・効率化にも役立つ。

 二つのシステムは、国土交通省が推進する建設現場の生産性向上策「i−Construction」に対応する目的で開発した。同社は今後、自社が施工する土地造成工事などの大規模土工事現場で導入を進める方針だ。


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