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電線類地中化を推進/馬事公苑界わい魅力向上構想で素案/世田谷区20161212建設通信

 東京都世田谷区は、「馬事公苑界わいの魅力向上構想」(素案)をまとめた。日本中央競馬会(JRA)馬事公苑を、2020年東京五輪・パラリンピックの馬術競技会場として再整備することを契機に、周辺の総合的なまちの魅力を高めるため、ハード、ソフト両面から街並み整備などを進める。9日の定例会見で、保坂展人区長は「(五輪開催までに)区道の一部区間の電線類地中化事業や、サイン整備を進めていく」との考えを示した。周辺環境について、ユニバーサルデザイン、交通、風景づくり、環境、観光など幅広い視点から五輪後の将来も見据えた総合的なまちづくりを進める。

 電線類地中化事業は、馬事公苑(上用賀2−1−1)西側を通る用賀中町通りを対象に世田谷通りまでの約160m区間と、南側を通る区道を同じく世田谷通りまで約480m区間を対象に計画。街路灯について、ソーラーパネル付きLED(発光ダイオード)などの設置も検討する。

 また、馬事公苑周辺では、舗装や視覚障害者誘導用ブロックを補修・改善し、安全な歩行者空間を確保する。公共交通施設のベンチ整備やバス停改良などユニバーサルデザイン化を推進する。路面温度上昇を抑制する遮熱性舗装などの整備も進める。

 サイン整備として、小田急小田原線千歳船橋、経堂、東急世田谷線の上町、東急田園都市線桜新町、用賀の最寄り5駅から馬事公苑までのサイン整備やデジタルサイネージの設置などを計画。このほか、パブリックアートやベンチの設置場所やデザインを検討する。和式便器の洋式化など公共トイレも改修する。

 同構想作成はUG都市建築が担当している。

 区は、全庁を挙げた「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会庁内推進本部」の会場周辺整備部会で協議・検討を重ねてきた。今後は、区民の意見を聞きながら17年3月中に構想を策定し、区の将来に価値ある多くのレガシーを創出するさまざまな取り組みを進める。


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