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ディスプレー業の第3四半期決算/複合商業、ホテルが好調/インバウンドで増収増益20170118建設通信
インバウンド効果による需要増大を背景に、総合ディスプレー業の業績が好調に推移している。乃村工藝社の2017年2月期第3四半期決算、丹青社の17年1月期第3四半期決算ともに増収増益となり、特に営業利益が大幅に増加している。
最大手の乃村工藝社は、政府の観光先進国に向けた取り組みも追い風に、大型商業施設や駅ビルの改装需要が旺盛な複合商業施設市場が前年同期比61.5%増、ホテルやアミューズメント施設などの余暇施設市場、オフィスやブライダル、研修施設などのその他市場はほぼ倍増と大きな伸びを示した。ディスプレー事業全体の売上高は8.3%増の800億5700万円。原価管理の徹底により売上総利益率が向上したため、営業利益は57億3700万円、44.7%増となった。
丹青社も観光関連投資の増加を受け、ホテルの新改装案件を多く手掛けた商業その他施設事業を始め、チェーンストア事業、文化施設事業いずれも堅調に推移。売上高は549億2700万円、14.0%増、営業利益は37億2000万円、51.4%増と、ともに前年同期を上回った。
一方、受注はやや明暗が分かれた。乃村は大手百貨店の改装は減少したが、駅ビルなど大型商業施設や首都圏を中心としたホテル、アミューズメント施設の改装、オフィス・研修施設や空港施設などの受注が増加。前年同期に比べ10%台の伸びを確保したのに対し、丹青社はチェーンストア事業の新規受注が伸びたものの、商業その他施設事業や文化施設事業が減少し、全体では2.1%減と前年同期を下回った。
通期の連結業績では、乃村、丹青社ともに売上高・営業利益・経常利益は順調に進捗し、前年同期を上回る見通し。特に乃村は最高売上高の更新とともに、営業利益・経常利益の8期連続の増益、4期連続の最高益更新を目指している。
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