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大林組/トンネル覆工補修の適用拡大/一般道向けに注入材20170119建設通信

 大林組は、トンネル覆工コンクリートの補修技術「スペースパック工法」を小規模トンネルにも適用するため、ミルクタイプの注入材を開発した。施工前に現場でセメント系結合材と特殊増粘材の2つを混ぜ合わせるだけで注入材として利用できるため、従来のモルタルタイプに比べ運搬コストを含めた材料費が最大2割抑えられる。これまで高速道路などの大型補修工事が中心だった工法の適用範囲を小規模な一般道トンネルにも拡大し、普及に弾みを付ける。

 大規模改修では大量の注入材を使うため、現場にモルタル製造の専用プラントを設けているが、小規模改修の場合は生コン車で現場に生モルタルを運び入れることになる。現場作業は夜間に行われることが多く、その分の運搬費用もかさむため、モルタルタイプの注入材は小規模工事に不向きだった。

 開発したミルクタイプ注入材は2種類の粉体系材料を混ぜるシンプルな工程になり、現場は場所や時間を選ばず安定的に調達しやすい。サイロ2基とミキサー1基を搭載したトラック1台をトンネル内に搬入し、そこで製造することで設備プラントのコスト負担は最小限に抑えられる。

 既に東・中・西日本高速道路会社3社の品質規格も満たしており、現場適用の体制も整えた。2015年9月に設立した工法の研究会組織には同社のほか、テクノ・ブリッド(事務局)、トクヤマエムテック、三信建設工業、水明グラウト、立花マテリアル、フローリック、トウケンテクノが加盟している。


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