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杭と採熱管 同時施工/新日本空調/作業員減らし経費削減20170124建設通信

 新日本空調は、ジャパンパイルと共同開発した、既製杭を使った地中熱利用杭工法「地熱トルネード工法」を本格的に営業展開する。二重らせん状の採熱管をあらかじめ既製杭内部に入れ込むため、採熱管を設置する作業員を減らすことができ、コストダウンを実現する。施工実験では埋設した採熱管の水圧試験や既製杭の掘り起こし検証を実施し、採熱管の健全性や設置精度に問題がないことを確認した。再生可能エネルギー活用を促進し、省エネと低炭素化に貢献する。

 従来の地中熱利用は、ボーリング掘削した穴に採熱管を設置するボアホール方式と、既製杭や場所打ち杭などを利用して採熱管を設置する基礎杭利用方式が主流だが、いずれの方式でも採熱管を設置するための作業員を必要としていた。さらに基礎杭利用方式では、杭外側に採熱管を配置する場合に損傷する可能性があったことや、採熱管の正確な位置への設置が難しいことなどが課題だった。

 地熱トルネード工法は、事前に杭中空部にスパイラル状の採熱管「ダブルスパイラルチューブ」を縮めた状態で設置する。採熱管を杭の下部に固定して杭のつり元とフックでつなぐため、杭施工と並行して採熱管が伸長し、配置が完了する。採熱管を設置する専任の作業員を削減できるほか、従来通りの既製杭プレボーリング工法での回転埋設施工が可能となっている。

 従来工法では杭上部に配置した採熱管が根切り掘削時の障害となっていたが、地熱トルネード工法では杭頭部に採用熱管先端を配置するため、スムーズな掘削施工が可能となる。

 これまで千葉県で2年以上にわたり長期採放熱測定を継続実施し、優れた採熱特性を確認済み。測定結果は各学会などでも報告しており、地中熱利用の正確な設計熱量を提供できる。


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