|
4年連続10兆円超え/97年度に次ぐ高水準/日建連会員97社の第3四半期受注総額20170131建設通信
日本建設業連合会(中村満義会長)がまとめた会員97社の2016年度第3四半期(16年4−12月)の受注総額は、前年同期比3.3%増の10兆8000億円で4年連続10兆円の大台を超え、ここ20年では1997年度(対象企業数48社で12兆4200億円)に次ぐ高水準となった。暦年(16年1−12月)の受注総額は3.1%増の15兆3556億円となり、2000年以来の15兆円超えとなった。
4−12月の国内受注総額は6.0%増の10兆6210億円と増加する一方、海外受注(国内法人のみ)は58.9%減の1790億円と大幅に減少した。海外の減少について日建連は、「現地法人の受注増加の影響と考えられる」(企画調整部)としている。
国内受注のうち、民間工事は4.1%増の7兆3910億円と堅調に推移した。また、官公庁工事も大型工事の影響などにより、10.9%増の3兆2110億円と2桁増加した。
民間のうち、製造業は15.1%減の1兆2070億円、非製造業は8.9%増の6兆1840億円だった。官公庁は、国の機関が15.1%増の2兆0750億円、地方の機関が3.8%増の1兆1350億円となり、ともに堅調に推移している。
◆12月の受注総額は95年以来の高水準
12月単月の受注総額は3.6%増の1兆5340億円で、過去22年間で見ると1995年の1兆7000億円台に次ぐ高水準となった。国内は6.4%増の1兆4620億円、海外は32.1%減の720億円だった。
国内の内訳は、民間が5.2%増の1兆0310億円、官公庁が9.7%増の4310億円でともに堅調に推移した。
民間のうち、製造業は大型の工場や事務所の反動減により、5.6%減の1660億円となったものの、非製造業は大型の事務所や再開発の住宅、学校などの増加によって7.6%増の8650億円と増加した。このほか、製造業は、繊維、化学、鉄鋼、その他機械がいずれも3割以上減少、非製造業は、電気・ガス業、情報通信業、不動産業、サービス業が2桁以上の伸びを示した。
官公庁のうち、国の機関は福島県内の除染工事などの影響で1.5%増の2300億円となった。地方の機関も都道府県、地方公営企業がともに3割以上の伸びを示したことで20.9%増の2000億円と2桁増加した。
|