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3つのWG軸に/i-Con拡大/産官学コンソーシアム 本格始動20170201建設通信

【理念に賛同、建設業ら458者結集】
 建設現場に生産性革命をもたらすi−Construction(アイ・コンストラクション)の推進へ、産学官の連携組織『i−Construction推進コンソーシアム』(事務局・国土交通省官房技術調査課)が動き出す。1月30日に東京都千代田区の砂防会館で設立総会を開催=写真。魅力ある建設現場の実現に向けて、その取り組みが本格始動した。

 設立の目的や理念に賛同する民間企業や自治体、大学など計458者(1月25日現在)が会員として登録した。

 全体のマネジメントを行う執行機関である企画委員会の下に、新技術の発掘や企業間連携を促す「技術開発・導入ワーキンググループ(WG)」、蓄積する3次元データの利活用ルールやデータシステムの構築を検討する「3次元データ流通・利活用WG」、海外展開を見据えた国際標準化を担う「海外標準WG」という3つのWGを設置。この3つのWGを軸にニーズとシーズのマッチング、企業間連携の促進、新技術の開発や現場への試行導入など“i−Con拡大”への道筋を描く。

 石井啓一国土交通相は「給料、休暇、希望の新3Kと魅力ある建設現場の実現に向けて、働き方改革を推し進めていく」と述べた。

 会長に就いた小宮山宏三菱総合研究所理事長は「従来のコンストラクションの業界に組み込まれていなかったニーズもたくさんある。生産性の向上によって新しいビジネスを切り開く時代に入っている」と強調。副会長に選任された日本建設業連合会の宮本洋一副会長兼土木本部長は「なかなか進んでこなかった建設業の生産性の向上が、i−Conの推進によって実現する。スピード感を持って取り組む」と力を込めた。

 コンソーシアムは、調査・測量から設計、施工、検査、維持管理・更新に至るまですべての建設生産プロセスにICT(情報通信技術)を導入するi−Con推進の司令塔としての役割を担う。

 先導的な取り組みが進む「土工へのICTの全面的な活用(ICT土工)」を皮切りに、橋梁・トンネル、ダムや維持管理など、土工以外への積極的な展開を見込む中、異業種連携によるイノベーションを創出する。

 結果として、将来的に見込まれる技能労働者の減少を補完する「省人化」と現場作業の高度化・効率化による「工事日数の縮減(休日の拡大)」を狙う。

 設立総会をきっかけに各WGが本格的に始動する。「技術開発・導入WG」が2月から行政ニーズや現場ニーズの抽出に乗り出す一方、「3次元データ流通・利活用WG」はデータ利用へのニーズを推し量るアンケートやヒアリングを実施。「海外標準WG」は、この2つのWGの動きをにらみながら、4月から海外展開への道を模索する。

 焦点となっている3次元データの利活用は、2月からスタートさせるデータの集積・利活用に関する調査をベースに、 7月をめどにデータの利活用方針を策定。 オープンデータ化を含めたシームレスな利活用環境を築くことで、新ビジネスの創出を目指す。


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