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空調6社第3四半期決算/5社が受注増/高砂、新日空、朝工は増収増益20170214建設通信

 空調設備工事を主力とする上場大手6社の2017年3月期第3四半期決算が出そろった。連結の受注高は高砂熱学工業、大気社、ダイダン、新日本空調、朝日工業社の5社が前年同期より増加した。三機工業は減少となっているものの、前期にあった大型案件受注の反動減の要素が強く、金額水準は低くない。高砂熱学工業、新日本空調、朝日工業社の3社は増収増益の好決算となった。

 高砂熱学工業の受注高は、前年同期比4.9%増の2073億円。設備工事事業のうち、一般設備は2.1%減の1301億円となったが、産業設備が20.3%増の712億円と大幅に伸び、全体ではプラスになった。主に、海外子会社がマレーシアで受注した100億円超の大型案件が効いた形だ。リニューアル工事(単体)の受注は好調で、6.0%増の949億円と1000億円に迫る勢い。採算重視の受注活動などが奏功し、営業利益は66.6%増の74億円と大幅増になっている。

 大気社の受注高は、環境システム事業が10.1%減の986億円と減少したものの、塗装システム事業が33.4%増の689億円と躍進し、全体では3.8%増の1676億円となった。環境システム事業の内訳をみると、産業空調分野は海外の低迷などが響き18.3%減の612億円となる一方、国内が好調なビル空調分野は7.6%増の374億円となっている。

 三機工業の受注高のうち、主力の建築設備事業は11.6%減の1082億円。環境システム事業は、廃棄物処理施設の長期維持管理運営業務の受託などが寄与し、52.5%増の239億円と伸びた。機械システム事業は、前年同期の大型搬送設備受注の反動などで34.5%減の56億円となった。

 ダイダンは、電気工事の受注高が19.7%減の177億円となったものの、ボリュームの大きい空調工事が11.8%増の710億円、水道衛生工事が12.9%増の246億円と全体をけん引し、トータルでは5.6%増の1134億円とプラスを確保した。

 新日本空調の受注高は2.9%増の816億円。このうち一般空調工事は4.9%増の768億円となっている。売上高は16.2%増の684億円と、6社中最大の伸び率を記録した。営業損益は、4億円の赤字から22億円の黒字へと大きく改善した。

 朝日工業社の受注高は8.4%増の733億円で、事業区分別の内訳は設備工事が7.2%増の681億円、機器製造販売が27.5%増の51億円となった。期首繰越工事の増加などを背景に、売上高は13.9%増の543億円となり、完成工事総利益率の改善も相まって、営業利益は前年同期の約2倍に当たる25億円に増えた。同社は各段階利益の通期予想を上方修正し、営業利益については前回予想比23.2%増の34億5000万円に変更した。受注高も4.1%増の895億円へと修正した。


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