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前田道路/スマホで道路包括管理/要望、点検、補修の情報集約20170220建設通信
前田道路は、道路包括管理業務の支援システムを開発した。スマートフォンを介して市民からの要望に加え、点検や補修など作業関係者からの情報も集約し、多岐にわたる管理業務の関連データを一元管理するもので、東京都府中市の道路包括管理業務に試験導入中。今後増加が予想される道路包括管理への有効なツールとして、技術提案に積極的に盛り込む。舗装工事の業務管理にも応用できることから、自社システムとしての活用も視野に入れている。
全国初の道路包括管理委託として注目された東京都府中市のけやき並木通り周辺地区道路では、JVスポンサーとして2014年度から管理を進めており、業務の効率化に向けて支援システムも構築してきた。開発には亀山修一北海道科学大工学部都市環境学科教授の協力を得た。
市民からの要望や苦情に加え、巡回パトロールによる点検結果、さらには補修工事履歴など道路の包括的な管理項目は多岐にわたり、それを迅速に一元管理する手段としてスマホ活用を位置付けた。専用アプリケーションをダウンロードしたスマホから関係者が情報を入力し、集約したデータを道路管理者が補修計画立案などに役立てる。
これまでスマホを介して市民の声を集約する試みはあったものの、点検や補修工事も含めたトータル管理に活用するシステムは初めて。府中市の管理ではボランティアやNPO団体など市民側からの投稿だけを集約しているが、17年度以降の業務も引き続き受託できた場合には点検や補修の部分についても対応する計画だ。
道路不具合や補修対応などの要望集約では入力項目を必要最小限に抑え、より迅速な対応ができるようにシステムを工夫している。道路を始め公共インフラの包括管理ニーズが高まる中、同社は「自治体や対象業務の実情に合わせ、システムを構築していきたい」(郭慶煥技術本部技術部技術課係長)と説明する。
さらにシステムを工事の業務管理ツールとしても活用する方針だ。積極展開している舗装の小口工事対応に応用できれば「現場事務の作業効率化を実現する時短ツールとしても効果を発揮する」(守安弘周技術本部技術部長)と考えている。
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