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JIA公開審査/大賞に「Innovation Center-ROGIC-」20170228建設通信
【優秀建築賞「かがやきの森」】
日本建築家協会(JIA)は25日、東京都渋谷区の建築家会館で2016年度優秀建築選公開審査を実施し、全員一致で小堀哲夫氏(小堀哲夫建築設計事務所)が設計した『ROKI Global Innovation Center−ROGIC−』をJIA日本建築大賞に決定した。印象的な屋根のデザインと奥行きのある空間が高い評価を受けた。小堀氏は「設計はロジカルに組み立てるが、建築は住まう人の感情に訴えることが重要だと思って仕事をしてきた。これまでの感性を重視した設計が評価され、うれしい。これからは建築家として運用面もフォローし、新たな場の変化を提示していきたい」と喜びを語った。
『ROKI Global Innovation Center−ROGIC−』は静岡県浜松市の研究開発施設で、自然光と外気を積極的に取り入れた光・温熱環境を実現した。自然を内部に取り入れたことで「研究員が問題を設定し、発想を膨らませ、実現する研究施設」(小堀氏)を目指したという。特徴的な膜天井は木格子とスチールを中心に構成し、時間や季節で変化する天気・雲・空模様をそのまま内部に映し出している。
JIA優秀建築賞は川島克也氏、近藤彰宏氏、中島究氏、高木研作氏(いずれも日建設計)、河野豊氏(太宏設計事務所)の『熊本県立熊本かがやきの森支援学校』が選ばれた。
公開審査では大賞候補作の2作品がプレゼンテーションし、深尾精一、磯達雄、西沢立衛、富永譲、相田武文の5氏が審査した。審査後、西沢氏は「建築としては『ROKI Global Innovation Center−ROGIC−』が上かもしれないが、社会的なメッセージや先進性では『熊本県立熊本かがやきの森支援学校』に大きな意味がある。今後の作品への影響という意味では両者に価値があった」と総評した。
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