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富士訓練センター/i−Con標準課程の試行講習実施/地元企業らICT土工学ぶ20170303建設工業

 ◇座学と実技6日間
 富士教育訓練センター(静岡県富士宮市)で、2月27日から3月4日まで「i−Construction土工標準カリキュラム試行講習」が行われている。講習には、地元建設会社を中心に8社から11人が参加。現場に即してICT(情報通信技術)土工の進め方を学ぼうと、講師と活発に意見交換するスタイルの講習が進められている。現場の生産性を抜本的に高めるi−Constructionへの関心の高まりがうかがえる。

 試行講習を主催しているのは日本機械土工協会(日機協、向井敏雄会長)。i−Constructionの全体像やドローン(小型無人機)を活用した起工測量、3次元(3D)データの入力、ICT建機を活用した施工や出来形確認といった一連の工程を座学とフィールド研修を交えて6日間で学ぶ。

 受講者の多くは、中部地方整備局富士砂防事務所の働き掛けで参加。同事務所では、「砂防工事は土工量も多くなる。ICT土工を自社でできるようにし、もうけを出せるようにしてもらいたい」(島崎誠副所長)と話す。受講した中村組(浜松市)の中野泰介土木部土木課係長は、社内でのi−Constructionの推進役としてこれまでも各種研修などに参加してきたが、「ICT土工の一連の工程をすべて学べる講習は意義がある」と今回の試行講習に期待する。

 4日目となった2日の講習では、ICT建機と3Dレーザースキャナーを活用した現況図面の作成方法を座学で学んだほか、3Dデータを活用した建機(ブルドーザー、ショベル、転圧)の自動制御やガイダンスを体験した。参加者からは「架空線の接触防止や岩盤判定などにも3Dデータを生かすことができるか」など現場従事者ならではの質問も数多く寄せられ、参加者同士が意見交換する貴重な機会にもなっている。

 今回の試行講習の成果を踏まえ、富士教育訓練センターでは秋にも研修コースに組み込んで本格実施に移行する。

 同日、別の研修で来ていた建築系専門学校の講師も、生産性向上に向けた試行講習に関心を寄せていた。


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