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東鉄工業/東北新幹線レール交換作業に世界初のシステム導入/運搬〜溶接を1台で20170310建設工業

 東鉄工業は9日未明、新幹線レール交換システム「REXS(レックス)」を導入した東北新幹線のレール交換作業を公開した。レール交換の主な作業となるレールの運搬、積み降ろし、交換、溶接を1台で行える世界初のシステム。同日は大宮駅〜小山駅間の350メートルでレールの運搬と溶接を行った。

 レックスは、プラッサー&トイラー(オーストリア)製のモーターカーとフラッシュバット溶接車、ローベル(ドイツ)製のレール運搬車を組み合わせた12両編成(全長230メートル)の保守用車で、いずれの機械も運転台から操作できる協調制御は世界初となる。

 従来は75メートルのレールを10本(750メートル分)だった運搬・積み降ろし時の積載量は150メートルを20本(3000メートル分)と4倍に増加。1カ所に約40分かかっていた溶接作業は約6分に短縮され、レール交換作業の効率化と安全性向上が図られる。

 8日の列車運行が終了した9日午前0時過ぎに、新しいレールを積んだレックスが大宮駅〜小山駅間の下り線上に到着。機械オペレーター6人と地上作業員18人の計24人が、レックスを使用して150メートルのレール4本と50メートルのレール2本を運搬。6カ所の接合部を溶接して350メートルのレール2本を作製し、線路脇に配置した。

 レール交換は「機材の移動・準備」「新レールの運搬・溶接」「レール交換」「旧レールの切断・回収」という四つの工程を各1日で行うのを1サイクルとしており、この日運搬したレールは10日に交換作業が行われる。

 今回のレール交換の施工者側責任者で、工程・計画・安全管理などを担当する東鉄工業埼玉支店の大石隆明線路部次長は「故障や操作ミスなどで機械を止めることがないよう、日々のメンテナンスや基本動作の順守を徹底し、安全に作業を進めたい」と意気込みを語った。

 東北新幹線は1982年の開業から35年が経過。開業以来レール上を通過した列車重量は累計8億トンを超えるという。JR東日本大宮支社では、管内の大宮〜新白河間約140キロのレールのほぼすべてを24年までの8年間で交換する予定。仙台支社でも25〜26年に新白河〜郡山間のレール交換を計画している。


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