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大林組/MCバックホウに遠隔操縦装置搭載/簡単に有人・無人操作切り替え20170315建設工業

 ◇大阪府岬町の国道建設現場に導入
 大林組は、大阪府岬町で工事を進めている第二阪和国道の建設現場に有人操作と無人遠隔操作を簡単に切り替えられる遠隔操縦装置とマシンコントロール(MC)を搭載したバックホウを導入した。二つのシステムを組み合わせることで、災害復旧現場や危険な場所での土工事などの安全確保や施工精度の向上につながるという。2月24日に社内見学会を開いた。

 MCバックホウに搭載したのは、汎用遠隔操縦装置「サロゲートTM」。建設建機本体を改造せずに運転席に操作レバーを後付けする構造で、産業機械メーカーの大裕(大阪府寝屋川市、飯田浩二社長)と共同開発した。

 簡単に持ち運びができるサイズのユニットに分割され、組み立てが容易。建設機械への装着はボルト締めと配線ケーブルの接続だけで特殊な工具や技能も要らない。小型のため、装着時も運転席に座れ、無人遠隔操作から有人操作への切り替えもピンを外すだけで約3分で完了する。メーカーを問わず操縦方式が同じであれば容易に着脱でき、コストをかけずに無人遠隔操作を実現する。

 今回のシステムは、MCバックホウにサロゲートを組み合わせたもので、設計地盤データや現在位置が表示されるマシンガイダンス(MG)機能とバケットの角度を一定に保てるMC機能を活用し、バックホウに取り付けた前方撮影カメラの映像を確認しながら無線機でバックホウを操縦する。MC機能で丁張りが不要になり、出来形精度が向上すると同時に、コンピューター制御で掘り過ぎを防ぐため、重機オペレーターの熟練度も必要としない。

 第二阪和国道の建設現場では、本線部ののり面整形に試験的に導入し、施工の安全性や効率などを確認した。

 見学会には若手技術者ら約20人が参加。同社岬道路工事事務所の栗原正美所長が敷きならし管理システムや転圧管理システムなど同現場でのICT(情報通信技術)施工の取り組みを説明した後、サロゲートを紹介。見学会では本線から離れたヤードでバックホウを動かし、参加者が操縦を体験した。

 栗原所長は「汎用機械に容易に装着でき、無人化施工の普及につながる。有人と無人を無駄なく使い分けることで作業の安全性も増す。さらに、オペレーターの技量に頼らずに済むため、将来的な担い手不足対策にもなる」と期待を寄せている。


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