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国交省/発注者責任懇談会に新部会設置/将来の発注者のあり方検討20170316建設工業
国土交通省は「発注者責任を果たすための今後の建設生産・管理システムのあり方に関する懇談会」(座長・小澤一雅東大大学院教授)の下に、将来の発注者のあり方を検討する部会を新設する。14日に開いた同懇談会で了承。名称やメンバーなど詳細の決定は小澤座長と事務局の官房技術調査課に一任された。17年度に新しい部会を立ち上げ、具体的な議論に入る。
国交省は建設業の働き方改革や生産性向上などの政策を踏まえ、建設生産・管理システムに関する課題の検討を深めるため、発注者が求める技術者像・企業像や受発注者の連携の姿などを明らかにしておく必要があると判断。新部会の設置を提案し、了承された。
17年度に設置する部会では「将来の発注者のあり方」を主題に短期的・集中的に議論し、方向性を出す。個別の制度設計などは時間がかかるため、議論の場も含め今後検討していく。
想定している検討項目と論点
【企業評価・技術者評価をはじめとする建設市場の構築】
▽上位等級への昇級インセンティブが低下している状況下で、全国企業と地域企業が将来にわたり、それぞれの役割を果たしていくための市場をいかに創出するべきか
【あるべき入札契約制度】
▽参加企業の技術評価の点差が狭まっている状況下で、どのように企業を評価していくべきか
▽入札契約の段階などで公共工事の品質確保やその担い手の確保以外の評価項目についていかに取り扱っていくべきか
▽中長期的な公共工事の品質の確保のために入札契約段階で企業評価や技術者評価がいかにあるべきか
【監督・検査の充実、効率化】
▽より一層の品質確保を図るため、受発注者双方が連携して取り組むためにそれぞれどのように取り組むべきか
▽監督・検査の充実や効率化に向けて、新技術をどのように活用していくべきか
【建設生産・管理システムの改善】
▽事業をより一層効率的に進めていくために、官民の技術力を結集する事業促進PPPやECI方式を含め、事業マネジメント分野をどのように確立していくか
▽新技術の導入や働き方改革などの観点から、対価の設定や支払い方法などの調達方法の改善について、どのように取り組むべきか
▽維持管理をはじめ各段階で得られた情報・知見をどのように今後のプロジェクトやシステムの改善につなげていくべきか。
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