|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■
■■ 週刊 社会の基礎知識
■ <第131号>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発ガン性物質 ■ アスベスト ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さて、今週のテーマは「アスベスト」です。
アスベストは石綿(いしわた)とも呼ばれるように、繊維状の鉱物の一種で
火であぶっても燃えることがありません。
小学校や中学校の理科の実験なんかでアルコールランプの上にビーカーをのせる時に
使った真中が白色の金網を覚えているでしょうか?
その白色の部分にアスベストが使われています。
アスベストは非常に細い繊維で、髪の毛の5000分の1くらいの太さしかありませんが、
熱や薬品に強く、ピアノ線並みの強度があります。
また、紡いで織ることもできるので加工もしやすく、
一昔前にはアスベスト製品があちらこちらにありました。
しかし、1980年頃から、繊維を吸入すると数十年の潜伏期間の後に、
肺がん、中皮腫などを引き起こすことが報告されるようになり、
製品加工や家屋を解体する作業現場で大きな問題となりました。
現在でも、当時吸引したアスベストが原因で発病するケースが頻繁に起こっており、
厚生労働省の対応の遅れが問題視されています。
企業側も最近になってようやくアスベスト被害を認める発表をはじめ、
連日アスベスト被害による死亡の報道がされています。
企業イメージのダウンをおそれて隠蔽するケースが後を立ちませんが、
利益より社員の健康を優先する日本企業を目指して、今後は、
こういった事態が発覚次第、できる限り早急に対応していって欲しいものです。
|