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東証:企業再生に配慮、上場廃止基準を緩和方向で見直し20050609毎日
東京証券取引所は3日、企業再生に配慮し、再建途上の企業について上場廃止基準を緩和する方向で見直す方針を明らかにした。市場を監視する東証の自主規制機能については、外部の委員でつくる自主規制委員会から東証への意見を仰ぐ機能を加え、分離や分社化はしない方針を示した。同日午前の自民党の企業会計に関する小委員会などの合同会議で、東証が明らかにした。
上場廃止基準や自主規制機能については、東証が、産業再生機構の支援を受けているカネボウの上場廃止を決めたことに絡んで、金融庁が13日までに報告を求めている。
現在の上場廃止基準は、企業が提出する有価証券報告書に虚偽記載があった場合、東証が市場への影響が重大だと認めれば適用される。ただ、「重大」と認定する具体的な基準が明示されていないうえ、産業再生機構や民間ファンドなどによる企業再生が増えてきたことから、基準の見直しを求める声が出ている。
東証の長友英資常務は合同会議で、「企業再生に過度の支障を及ぼさない工夫の余地があるかどうか検討している」として、基準適用の緩和に初めて言及した。
一方、インサイダー取引など売買審査について監視している東証の自主規制委に関して吉野貞雄専務は「上場制度の問題も審議対象に加えて強化を図りたい」述べ、自主規制機能を分離しない方針を示した
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