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**ニッコン e-建設経営通信 【第172号】**
■ Question
私どもの企業は関東近県に本社を置く地場ゼネコンです。売上高は40億円、経常利益は1億円、従業員数は60人です。技術開発については資金面から研究所を設立することが出来ませんが、隙間の市場に対する技術開発を行い、自社独自の技術を保有したいと考えています。
従いまして、技術開発した成果物の貢献度について、どのような尺度で見ればよいか教えて下さい。
■ Answer
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を拝見していませんので、御社の投資額の限度について分かりませんが、開発生産性から管理するという観点から判断してみてはいかがでしょうか。開発生産性には下記の1と2がありますので参考にして下さい。
1.開発成果物の生産性
(1)売上貢献度 売上貢献度=新商品の売上高/売上高
(2)利益貢献度 利益貢献度=新商品の売上高/粗利益額
(3)投資効率 投資効率=新商品売上高/投資額
投下資本利益率=(税引き前当期利益+支払利息)/(有利子負債+自己資本)
2.
(1)開発業務の生産性
予算に対し、予算内で開発できたか否かを判断する場合に使う。
売上及び利益の貢献があったとしても、当初の予定に対して開発期間や工数、材料費が増となれば、金利負担も予定以上に計上されることになります。
金利上昇局面であり今後の経営環境の変化も予想して、社員間で金利に対する意識を高めて技術開発業務にあたることも忘れてはなりません。
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