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■■ 週刊 社会の基礎知識
■ <第140号>
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子どものころからコツコツと! ■ 食育 ■
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さて、今週のテーマは「食育」です。
食育とは、子どもの頃から「食」について、正しい意味や食習慣などを
身につけるための教育です。また、単に知識を身につけるだけでなく、
食卓での一家団らんを通じて社会性を育んだり、
日本の食文化を理解したりすることも含む幅広い教育でもあります。
食育という言葉は、明治時代から存在しますが、その重要性はあまり
理解されておらず、一部の学者の間で考えられていたものでした。
近年、「知育・徳育・体育」という教育の基本に、新たに「食育」を加えた、
新しい人間力向上の教育改革が注目されています。
国会でも「食育基本法」が今年6月10日に成立し、
国を挙げての取り組みとなりました。
日本の消費社会の発展と共に、食の簡便化、欧米化など、
日本型の食生活が急速に変化してきました。
その結果、最近の国民栄養調査では、穀類摂取、特にコメの減少が著しいことや、
動物性たんぱく質、脂質の過剰摂取が指摘されています。
また男性はいずれの年代も「肥満」の増加、
若い女性では「やせ」の増加が報告されています。
そのような大人社会を反映して、子どもたちにも体力や気力の低下、
欲望のコントロールができない子どもが増えてきました。
家族がそろって食事する機会が少なくなり、子どもたちは
好きなものしか食べない、偏った食事が多くなりがちです。
こういった食にまつわる諸問題を根底から解決するために、
食育というものを再度認識し、未来ある子どもたちのためにも、
これからの社会の在り方を考えていく必要があるのではないでしょうか。
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