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第三者機関を検討 実効ある競争性の確保 中建審20051024建設通信
国土交通省は、中央建設業審議会の下に新たにワーキンググループを設置し、2日に最終会合を迎える「入札契約の適正化に関する検討委員会」(委員長・大森文彦弁護士)で積み残された入札・契約制度の課題をあらためて検討する模様だ。7日に開く中央建設業審議会総会で正式に決定する。検討課題の中には、公共工事品質確保促進法(品確法)の与野党協議で取り沙汰された技術提案を審査する際の第三者機関(監視機関)の設置が含まれる見通しだ。
新たに設置するワーキンググループでは(1)実効ある競争性の確保(2)企業評価、資格審査の在り方(3)発注者の体制整備や支援、普及――の大きく分けて3つを年度内にかけて審議し、発注者の体制整備の中で第三者機関の設置を議論する。
第三者機関の設置は、品確法の国会提出前に自民、公明、民主の3党で協議した会合で、民主党が技術提案などが恣意(しい)的に運用されないような担保措置として提案した。
それを与党側が受け入れ、品確法第12条2項に第三者機関を意味する「発注者は、中立かつ公正な審査及び評価が行われるようこれらに関する当事者からの苦情を適切に処理することその他の必要な措置を講ずるものとする」という条文を加えた経緯がある。
品確法の基本方針でも、高度な技術などを含む技術提案を求めた場合、その予定価格を作成する際に中立かつ公正な立場から判断できる学識経験者の意見を聴取するよう規定している。
第三者機関については、全国建設業協会(前田靖治会長)は公共調達の抜本的な改革を求める「入札・契約制度のあり方」の中で、発注者・受注者から独立して企業評価などを行う第三者機関の創設を提言している。
日本建設業経営協会(白石孝誼会長)も国交省に対し、納税者に対して十分説明可能な総合評価制度の確立を求め、その具体策として技術評価・審査ができる、技術者や学識者を配置した第三者機関の設置を提言した。
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