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中小建設業のIT化を支援 MOTSも協力 全国建産連マイクロソフト20051221建設通信
全国建設産業団体連合会とマイクロソフト日本法人は、中小建設業を対象としたIT(情報技術)利活用の促進に向けた活動を強化する。同社が認定するIT教育機関「MOTS」(マイクロソフト・オフィシャル・トレーニング・スクール)を新たに加え、電子入札・電子納品セミナーを全国の都道府県に拡大する。全国建産連の浅利祐光専務理事は「2010年までに完全実施される電子入札・電子納品への準備が進むことを期待している」と話している。
電子入札、電子納品は国土交通省の直轄工事ですでに始まっており、10年には全国の市区町村のすべての公共工事が対象となる。しかし、中小建設業のスキルが十分でないため、マイクロソフトは約4年前からセミナーを実施するなどして支援に乗り出した。その後、全国建産連と組んで支援を拡大。今回、MOTSも加え、支援体制をさらに強化した。
セミナーは、来年春から全国建産連の会員、非会員を対象に開催する。受講対象は、経営者、現場責任者、事務員、営業担当者。1日コース(6.5時間)と2日コース(3時間+3.5時間)があり、工事管理する際のデータの維持などに関連したファイル管理の基本操作、日常データの管理などを教える。費用は有償。今後、3年間で約3万社を対象に活動を展開する。
また、マイクロソフトは、オリックスの協力を得て、中小規模の事業所のIT投資に特化した金融サービス「全国建産連・マイクロソフト建設業向けIT推進ファイナンス」を提供するなど、資金面からも支援する。
全国建産連の浅利専務理事は「電子納品に対応するためには、日常のさまざまな帳票などを現場で維持、管理することが必要だ。しかし、中小建設業のパソコンの汎用スキルは十分ではない。これまでにもセミナーを展開しスキルアップに努めてきたが、十分な対応とは言えなかった。今回、支援体制を強化したことで、活動を全国に展開できるようになった。IT化の促進に期待している」と話している。
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