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経産省新戦略 30年度めど さらに30パーセント省エネ 石油輸入の4割自主開発 20060107FujiSankei Business i.
経済産業省は、二〇三〇年度までに、省エネルギーをさらに進め、国内総生産(GDP)当たりのエネルギー消費を現在より30%改善することなどを目標に掲げる、「新・国家エネルギー戦略」を六月にも策定する方針だ。
長期的なエネルギー政策の方向性を示すもので、電力などに変える前の一次エネルギーに占める石油依存度を五割から四割に引き下げるとともに、石油輸入量の四割を日本企業が海外で獲得した自主開発権益から調達するなどの数値目標を設定する。
中国やインドなどでのエネルギー需要拡大を背景に、原油価格が高騰、国際的なエネルギー争奪戦が激化していることから、エネルギーの安定供給体制を強化する。
新戦略の概要は、二月上旬にも開催される総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)に提示。夏前までに具体策を詰め、今秋に改定するエネルギー基本計画や〇七年度予算に反映させたい考えだ。
省エネについては、ここ三十年間にGDP当たりのエネルギー消費を約30%改善したが、技術革新や国を挙げた省エネ運動の推進などでさらに30%の改善を目指す。
資源の自主開発促進では、ロシア・東シベリアでの油田開発などを進め、石油輸入量の15%にとどまっている自主権益の割合を、四割まで大幅に引き上げることを目指す。
石油依存度の引き下げでは、自動車など運輸部門の取り組みを重視。従来100%近くを石油に依存している運輸部門で、植物を原料とする「バイオエタノール」や、天然ガスなどを合成した液体「ガス・ツー・リキッド(GTL)」を導入し、約二割を石油代替燃料で賄う計画だ。
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