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無料でできる防犯の知恵をリフォームの呼び水に 20060123日経ホームビルダー
「だれもいない家に帰るときはインターホンを鳴らしてから、家に入ったほうがいいですよ」
これは、埼玉エリアを中心に幅広く住宅事業を展開するポラスグループの住宅品質保証(埼玉県越谷市)が、定期点検時にOB客に伝えている内容の一つだ。深刻化する侵入盗犯罪を受けて、約1年半前から防犯リフォームに取り組み始めた。
注目したいのは、防犯リフォームをストレートにすすめるのではなく、冒頭のような、費用をかけずにできる、ちょっとした防犯のアドバイスを伝えていること。「このままでは侵入盗に狙われますよ」といった言い方もしないように心がけている。
同社アフターメンテナンス課係長の小林潤さんは、「あくまでも定期点検が訪問の目的なので、危ないと言ったり、製品の宣伝をし過ぎたりすると、かえって不信感を与える可能性がある」と説明する。配布している防犯のオリジナル冊子でも、費用をかけずにできる対策や周辺地域の犯罪発生状況、侵入手口などを紹介し、宣伝っぽい情報は絞った。OB客向けに開催した防犯講習会でも、営業効果より防犯意識を高めることを意識した。
地道な取り組みではあるが、成果は徐々に上がってきた。侵入被害に遭ったOB客から、100万円以上の防犯リフォームも依頼された。「ここ数カ月は、ひと月当たり50万円の売上高をキープできるようになった。もっと上を狙っていきたい」と小林さんは話す。
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