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東京に広報業務拠点 地域巻込む連携模索 安井設計事務所20060324建設通信
安井建築設計事務所(佐野吉彦社長)は、新経営計画をまとめた。2006年度からの5カ年を、次の時代に向けて安定した軌道に乗せる時期と位置付け、継続的に経営努力と業務推進を図る。「組織のフィットネスを高める」「強さとスピードある活動を充実する」「社会とのネットワーク力を強める」ことを目標とする。とくにコンプライアンス(法令順守)重視のために組織と業務プロセスを明瞭なものとし、社内外にわたる信頼性を高めるため、広報業務の推進拠点を大阪(本社)から東京事務所にシフトし、大村鐵太郎専務東京事務所長が広報業務を担当する。
佐野社長は「社会とのネットワークを抜きにしてわれわれの仕事は考えられない。社会からの要請にこたえるのでなく、もっと社会に出て行くべき」とし、「美術館、コンサートホールから病院、学校に出かけていく活動のように、われわれの持てる知識をもって、地域の知的レベルを高めていく。知恵や知識を提供する場をつくるべきであろう」とした。地域の設計事務所や行政、NPO(非営利組織)、市民を巻き込んだ従来の設計事務所の業務にはなかった、まったく新しい活動を模索していく。また、「新しい発注の変化に対応しながら、他分野の専門家と協働する効果的で適切なチーム編成を行うことが大切」とし、「設計事務所の有り様、建築団体の有り様も考えていかねばならないのではないか」と、設計事務所の業態変化に合わせた建築団体の在り方にも含みを持たせた。
組織体制では、マーケットのすう勢を踏まえ、東京事務所と名古屋事務所の業務強化の実現をめざし、両事務所を連携させながら東日本地区のプロジェクトに対応、効率化と提案能力を高める。
このほか、おもな具体策は、マネジメントビジネス部とそれをサポートする体制を強化する。質を確保し社会の要請などにこたえていくため工事監理業務プロセスを充実させる。首都圏を中心に都市開発関連分野の受注を高めるために都市デザイン部の活動を積極化する。05年度に新設した環境室、国際室、ビジネスイノベーションセンターの3部のトップを役員が担当し、活動を強化させる。
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