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リーテック 石綿除去工事で新工法 粉じん領域に入らず作業 気密状態の空間形成 20060411建設工業
環境関連事業を手がけるリーテック(東京都江東区、大河澄男社長)は、作業者が粉じん領域に入ることなくアスベスト除去工事が行える新しい工法を開発した。特殊な皮膜で囲まれた空間から作業を行う工法で、従来工法のように汚染空気に触れることがなく、防じんマスクや防じん服なども不要だ。同社は「SKK工法」と命名したこの工法を、アスベストを吹き付けた都内の集合住宅、学校、病院などでの除去作業に適しているとして、施工を担当するゼネコンやリフォーム業者らに売り込み攻勢をかける。
SKK工法は、アスベストを除去する作業場が負圧状態であることに着目して開発された。まず、ポリ塩化ビニルなどでできた「SKK膜」と呼ばれる作業空間隔離膜を、アスベストを除去する所定の壁に取り付ける。そこに外圧を加えて除去作業場を張り出させて、気密状態の空間を形成し、その内部から作業を行えるようにする。同工法を使えば、アスベスト作業に従事することに伴う健康被害の危険がなくなるうえ、作業位置には温度調整した空気を送ることができるため、快適な作業環境をつくり出すことが可能となる。
SKK工法では、作業場に作業者用の出入り口がなく、常に負圧状態が保たれることから、外部への飛散防止対策が確実に行える。防じんマスクや防じん服など使い捨て保護具も不要なほか、除去空間内に作業者が入らないことにより環境測定管理個所数を減らし、エアーシャワーなどの仮設設備も不要となる。SKK膜は工場で加工した標準ユニットを組み立てて繰り返し使用するので、作業能率がアップするというメリットもある。
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