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新生プランを始動 品質面重視は差別化の好機 ジェイシフ20060419建設通信
日本建設インテリア事業協同組合連合会(ジェイシフ、岩野宏会長)は、最重点施策「ジェイシフ新生プラン」をまとめ、4月からスタートした。公共工事品質確保促進法の施行を始めとする、品質重視の流れを好機ととらえ、技術・技能に優れ、良質な施工(品質)を提供する専門工事業集団としての差別化を徹底する。柱となる取り組みは、工事指導員制度と自主施工検査証の発行で、元請けへの認知度アップに向け、同制度を活用する企業らが情報交換し合う事例成果発表会なども計画する。
工事指導員制度では、原則1000m2以上の床仕上げ工事で、資材斡旋(あっせん)メーカーの材料を使う現場を対象とし、自主的に施工管理し、ジェイシフの発行する検査証を発注者やゼネコンに提出する。企業内工事士動員制度と組合派遣指導員制度の2種類がある。
企業内工事指導員制度は、一定基準の下で会員企業から申請された候補者をジェイシフが企業内指導員として認証し、自社の工事を自主管理する。ジェイシフの独自資格である床仕上管理士を施工現場に常駐させ、連合会の技術指針類に基づいて施工していることを企業内工事指導員が現場を巡回して確認する。案件は官民を問わない。施工管理終了後は、企業が任意で各単協に自主検査証の交付を申請、これを連合会が受け付けて自主施工検査証を発行、各事業協同組合が会員企業に交付する。会員企業は、自主施工検査証を発注者やゼネコンに提出する。
一方、組合派遣指導員制度は、原則、公共工事の床仕上工事で、連合会が委嘱する組合派遣指導員の資格者が、施工期間中に3回以上現場に足を運んで指導し、最後にチェックシートで5段階評価するしくみ。施工管理終了後は企業内工事指導員の場合と同様に、検査証の申請に基づき、発行、交付する。
ジェイシフが指導員制度を創設したのは2000年だが、これまで活用の度合いに地域差、企業差があり、その結果、元請けであるゼネコンにも認知度が低かった。
しかし過去1000件程度の検査証発行現場については、床仕上げ工事に対する瑕疵(かし)やクレームは一件もない。また、初めて自社の現場で交付証を受け、制度のしくみや指導・点検項目などを知ったゼネコンから高い評価を受けた事例もある。
ジェイシフでは「将来的には自主施工検査証が発行される現場については引き渡し前の検査が省略できるレベルに達するよう、制度の充実と浸透を図りたい」としている。
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