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踏切1820カ所で緊急対策 1097カ所は5年内解消へ 国交省 改善墾に報告20060824建設工業
国土交通省は、「開かずの踏切」などを改善する当面の踏切対策事業をまとめ、踏切改善懇談会(座長・高橋洋二東京海洋大教授)に報告した。遮断時間が1時間当たり40分以上に及ぶ587カ所の「開かずの踏切」など計1820カ所の踏切を、対策を急ぐ「第1次緊急対策」の対象に選定。うち、開かずの踏切と歩道が狭い踏切510カ所の計1097カ所について、▽歩道拡幅▽立体横断道の設置▽遮断時間の短い高性能踏切の導入−といった「速攻対策」を実施し、5年以内に対策を完了させる。
開かずの踏切と、渋滞要因となっている地域のボトルネック踏切836カ所を合わせた1423カ所については、連続立体交差事業など踏切を解消する「抜本対策」を急ぐ方針で、地域の道路管理者や鉄道事業者に整備計画案の策定を要請する。事業中を含む整備計画案の策定数は速攻対策踏切492カ所、抜本対策踏切408カ所にとどまっている。
国交省は現在、踏切の実態調査を実施中。過去のデータから約2600カ所の調査を終え、第1次緊急対策の対象1820カ所を選定した。同省は今後、残り約3万3000カ所の調査を進め、緊急対策の実施個所を拡大する。1820カ所の81%は3大都市圏に集中し、うち24%は東京都内。鉄道事業者別の個所数は、▽JR東日本262▽JR西日本213▽西武鉄道134▽東武鉄道133▽名古屋鉄道116▽近畿日本鉄道111▽京王電鉄82▽小田急電鉄77▽JR東海73▽阪急電鉄72▽その他547。開かずの踏切587カ所は計17都道府県にある。
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