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関東整備局 調査・設計業務から指名を原則廃止 公募・プロポ方式拡大20061003建設工業
国土交通省関東地方整備局は、調査・設計業務の入札・契約手続き改善策をまとめ、2日から本格運用を開始した。国交省が先に策定した「随意契約見直し計画」や、公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)の規定を踏まえ、同省の地方整備局では初めて、発注者が一方的に指名または資料提出依頼をする指名競争入札と標準プロポーザル方式を原則廃止した点が柱。さらに、従来は特命随意契約で公益法人に委託していた業務のうち高度な技術力が必要な業務については、公益法人と民間コンサルタントが同じ土俵で技術力を競うプロポーザル方式を運用する。
関東整備局が今回まとめた改善策は、▽指名行為や一方的な資料提出依頼の廃止▽新たな契約方式の追加▽契約方式の適用変更▽管理技術者を対象にした資格・経験要件の緩和▽簡易公募型プロポーザル方式の所要日数短縮。従来、発注者が一方的にコンサルタントを絞り込み、指名・依頼していた指名競争入札方式と標準プロポーザル方式は原則として実施せず、公募方式と簡易公募型プロポーザル方式(高度業務型)を新たに運用できるようにした。これにより、参加者を広く募集する方法による発注が増え、競争性が向上するとみている。
公募方式は、これまで特命随契で公益法人が受託していた業務を対象とし、業務の履行能力を持つ民間コンサルがいるかどうかを確認するための公募手続きを行う。民間コンサルの参加表明がなければ、発注公告文に記載された公益法人と随意契約する。この方式は中国地方整備局が先行運用している。高度業務型の簡易公募型プロポーザル方式は、これまで公益法人に委託していた業務のうち、特に高度な技術力を必要とする業務が対象で、公益法人、民間コンサルを問わず、一定の能力を備えた者から技術提案書を求めた上で最適な委託先を選定する。新しい契約方式の運用に関連し、一定の実務経験があれば国交省OBも管理技術者として認めることにした。中部地方整備局では既に運用済みで、具体的には、事務所長経験者、総括調査員(本局課長、事務所副所長など)または主任調査員(本局課長補佐、事務所課長など)の経験が3年以上ある技術者に限っている。
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