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近畿整備局 低価格入札で追加策 工事実績 受注制限を強化 オープンブック方式試行検討20061023建設工業
近畿地方整備局は、公共工事のダンピング受注に対する強化対策の追加策をまとめ、20日までに各事務所に通知した。施工体制事前提出方式(オープンブック方式)の導入、総合評価方式の加算点の引き上げ、入札ボンドの試行、工事実績要件の10年から15年への延長のほか、低入札価格調査制度工事(低入調査工事)における工事成績70点未満の工事は工事実績として認めないことも盛り込んだ。低価格入札で受注した企業の新たな工事受注制限については、これまで平均65点未満としていたものを70点未満に引き上げた一方で、受注制限を最長1年間とした。5月23日付で通知した「近畿地方整備局における公共工事の品質確保等に係る取り組み強化対策」と併せて、諸準備が整ったものから実施していく。
追加策は6項目で構成。工事実績については、低入調査工事での工事成績評定が70点未満の工事は企業の工事実績として認めないこととした。低入調査工事受注業者の新たな工事受注への制限は、過去2年間の工事成績評定の平均が70点未満の場合は、当該工事完了するまで新たな工事への参入を認めないものとした。ただし、その期間を最長1年とし、WTO政府調達協定対象工事も除くとしている。競争参加資格要件に係る工事実績年数の見直しは、過去10年に限り認めている競争参加資格要件にかかる同種工事などの施工実績について過去15年間に施工実績のある工事に拡大する。
総合評価方式については、高度技術提案型を現行の30点から40点以上に、標準型を20点から30点以上に、簡易型を15点から20点以上に加算点を引き上げる方針で、とくに簡易型はCランクが中心となるため、本店所在地など地域性に重点を置いた配点とする意向。入札ボンドは、WTO対象工事での試行と併せて、「出来高部分払い」で低入調査工事を対象に前払い金額を半額に減ずる試行工事を実施して、効果を検証する。また、工事の履行能力の確認や公正な元・下請関係を構築するために、工事契約に先立ち、受注業者が自らの積算内容や工事の施工体制を提示する「施工体制事前提出方式(オープンブック方式)」の試行は、WTO対象工事の一部での試行実施を目指していきたい考えだ。
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