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大林組名古屋支店で密談 下水道談合 公然 と各社集う20061112中日新聞
名古屋市発注の下水道工事をめぐる談合事件で、舞台となった「服部南部準幹線下水道工事」の落札業者を決める談合が、大林組名古屋支店(名古屋市東区東桜)で行われていたことが名古屋地検特捜部の調べで分かった。関係者によると、連日のようにゼネコン各社の営業担当者が同支店を訪れ、ほとんどすべての工事の受注調整を実施。半ば公然と違法行為をしていた形だ。
特捜部によると、服部の工事では、入札(昨年3月)が行われる前の2月中旬、同支店で当時、新井組名古屋支店営業一部長だった鷲津光一容疑者(55)と談合の窓口役とされる大林組名古屋支店元副支店長小林恵二容疑者(58)らで談合が行われたとされる。
関係者によると、かつて名古屋の談合組織「親和会」があったころは、同市中区大須の雑居ビルに各社の営業担当者が集まって受注調整をしていた。しかし、1993年ごろ、東京地検特捜部が摘発した「ゼネコン汚職」の影響などで、親和会は解散。それ以降、同支店元顧問柴田政宏容疑者(70)に談合の仕切り役としての権限が集中するようになり、支店の会議室で談合が行われるようになった。
この会議室は他部門が使用する予約を取っていても、柴田、小林両容疑者が「使いたい」と希望すれば、それが最優先されたという。ゼネコン各社の中には、自分の所属する会社に出社せず、直接、大林組に向かう営業担当者もいたらしい。
他社の社員が支店で柴田容疑者や小林容疑者らと会っていることは、多くの社員が気付いていた。ある40代の社員は「柴田さんや小林さんが談合を仕切る役だったことは社内の多くが知っており、会議室で談合の相談をしているのだなと思っていた」と話している。
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