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落札率 全国最高の95パーセント 談合常態化 の疑い20061128東京新聞
官製談合事件で県土木部長らが逮捕された宮崎県で、都道府県が発注する2005年度の公共事業の平均落札率(予定価格に対する落札価格の割合)が全国で最も高い95・8%だった。予定価格ぎりぎりで落札されており、調査した全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)は「談合が常態化している可能性が極めて高い」としている。
最も落札率が低かった長野県と比べると20ポイント以上も高い。この問題は28日の宮崎県議会でも取り上げられ、安藤忠恕知事(65)は「指名業者の拡大や、一般競争入札の対象拡大など、さまざまな改革に取り組んできた」と弁明した。
同オンブズマンは1億円以上の工事について調査。宮崎県の場合、平均落札率は02年度96・0%、03年度96・4%、04年度95・7%と高率で推移している。
安藤知事は03年8月に就任。談合について「あってはならない問題。そういうものをなくすために3年間指導してきた」と話す。
ことし7月以降、1億円以上の工事は一般競争入札の対象となったが、長野県では、原則すべての工事で一般競争入札が行われる。
同オンブズマンの大川隆司弁護士は「指名競争入札の対象が広いと、それだけ官の意向がものをいい、官製談合がはびこる余地が大きくなる」と指摘している。
長野県の平均落札率は74・8%。仮に宮崎県が長野県と同じ落札率だった場合、同オンブズマンの試算では約67億円の税金を節約できるという。
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