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防衛施設庁の発注工事で入札再開後の落札率は8ポイント低下20060407日経コンストラクション
防衛施設庁は4月6日,2006年3月に実施した入札の落札結果を公表した。契約が成立した484件の平均落札率は86.5%となり,2004年度の第4四半期の落札率94.5%に比べて8ポイント下がったことがわかった。
同庁は官製談合事件が発覚した2006年1月から入札を中断。談合に関与した疑いのある会社と2002年度以降に同庁OBが再就職した会社の計181社を指名停止とし,3月に入札を再開した。
3月に実施した606件,1116億円分の入札のうち,80%に当たる484件で契約が成立。20%に当たる122件が不調となった。落札額の合計は767億円。同庁によると,落札率が前年度並みだった場合と比べて約130億円を節約できた計算になるという。
入札の方式別にみると,一般競争入札と公募型指名競争入札の落札率の低下が大きい。一般競争入札では2004年度第4四半期の97.1%から86.5%に低下,公募型指名競争入札では同93.2%から83.4%に低下した。両方式の入札とも,過去3年間に同庁からの受注実績がない会社の落札が半数を占めた。2004年度の第4四半期は,実績がない会社が落札したケースはなかった。
低入札価格調査の対象となったのは55件で,前年度同四半期と比べて5倍になった。
在日米軍岩国飛行場(山口県)の関連工事では20件が公告され,15件が成立。うち土木関連工事は13件で,平均落札率は77.8%だった。20件のうち4件は不調となり,1件は談合情報が寄せられて入札を取り止めた。
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