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7割の自治体が 単年度会計でアセットマネジメントの予算確保が困難 20060511日経コンストラクション
オリエンタルコンサルタンツと長大,日本技術開発の3社が設立したみらい社会環境フォーラムは5月11日,全国の自治体を対象に実施したアセットマネジメントの導入に関するアンケート調査の結果を公表した。
アンケートは2005年度末に,47都道府県と人口5万人以上の市に送付。267自治体から回答を得た。回収率は47%だった。
回答のあった自治体のうち,4%の自治体が土木構造物を対象としたアセットマネジメントをすでに導入。23%の自治体がアセットマネジメントの導入に向けて調査や検討を始めていた。アセットマネジメントを導入したり検討したりしている構造物は,橋が最多の66自治体。さらに,道路が42自治体,上下水道施設が37自治体,トンネルが16自治体,公園が13自治体と続いた。
アンケートでは,アセットマネジメントの予算を確保する際の課題なども尋ねた。その結果,約7割に当たる192自治体が「単年度会計で中長期的な維持管理計画を立てることが難しい」と回答。また,191自治体が「国庫補助などの財政支援制度が整備されていない」と答えた。
「アセットマネジメントの取り組みは始まったばかり。先進的な自治体でも,導入による構造物の維持管理費の削減といった効果が表れてくるのはこれからだろう」とオリエンタルコンサルタンツの広谷彰彦社長はみる。同フォーラムは2006年10月,自治体を対象にアセットマネジメントを導入する際の課題の解決方法を探るシンポジウムを開催する予定だ。
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