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OB含め業者接触制限 施設庁談合防止で報告書最終案20060615中日新聞
防衛施設庁発注工事をめぐる官製談合事件を受け、防衛庁が再発防止のためまとめた報告書の最終案が14日判明した。建設工事に関係する施設庁職員と、OBを含む業界関係者との接触について職務上必要な具体的なケースを例示し、それ以外の接触を禁止。接触時は複数職員で対応し「接触記録」の作成・報告を義務付けるなど詳細な対応要領を定めた。
施設庁から関連業界への“天下り待機場所”とされる財団法人「防衛施設技術協会」に2006年度中の自主解散を要請するなど防衛庁所管の公益法人との関係見直しも提言。天下りを通じた関係業者との不透明な関係の改善を打ち出した。
防衛庁は16日の再発防止検討会(委員長・木村太郎防衛副長官)で報告書を決定するが、信頼回復に規律を正せるかは今後の取り組みが課題となる。
防衛施設庁は15日に事件に関する内部調査結果を公表、関連職員の処分を発表する。北原巌男施設庁長官を含む40人超の大量処分となる見通しだ。また「違法行為はかなり以前から行われてきたと判断せざるを得ない」として、既に退職した施設庁技術審議官と建設部長の経験者全員に退職金相当額の全部か一部の自主返納を呼び掛ける。
防衛庁は同事件に関し、これまで3回にわたり中間報告を発表。(1)建設工事の発注業務に関与した幹部職員の受注企業への「天下り」自粛期間を退職後5年間に拡大(2)防衛庁長官直轄の監査・監察部局の設置−など、これまでに打ち出した再発防止策も報告書に明示した。07年度中の施設庁解体−防衛庁への統合に向け、夏の概算要求までに機構改革案をまとめる。防衛庁所管の法人関係では「防衛弘済会」「防衛技術協会」など5公益法人に関し多額の随意契約は問題があるとして、06年度以降は基本的に一般競争入札方式に見直すことも盛り込んだ。
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