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日本の技術で サンダーバード 前田建設がサイトで仮想 20060701FujiSankei Business i.
日本企業の最新技術、ノウハウを結集し、ロボットを主体とした民間の国際救助隊をつくったらどうなるか…。
こんな壮大なシミュレーションに準大手ゼネコン(総合建設会社)である前田建設工業のファンタジー営業部が30日着手した。国際ロボット救助隊、いわば、“日本版サンダーバード”を本当に立ち上げたら…という仮想プロジェクトとなる。
ファンタジー営業部は、これまでも「現代の土木技術でマジンガーZの格納庫をつくったら…」「銀河鉄道999の発着用高架橋をつくったら…」といった夢のある仮想プロジェクトに“本気”で取り組んできた。
ちなみに、汚水処理場型のマジンガーZ地下格納庫一式は「工期6年5カ月、見積額は72億円」、銀河鉄道999のメガロポリス中央ステーション銀河超特急発着用高架橋一式は「工期3年3カ月、土地代を除いた見積額は37億円」で実際に建設できると試算している。
今回の国際ロボット救助隊は、こうした挑戦の第4弾。30日には、そのイントロダクション(導入編)がインターネット上のサイト(http://www.maeda.co.jp/fantasy/)に登場した。
ストーリーは、ファンタジー営業部に謎の大金持ちから電話が入り「世界中で起きている災害やテロなどの際に活躍できる民間の国際ロボット救助隊を設立したい」との依頼を受けるところから始まる。
このテーマに、前田建設のほか、NPO法人(特定非営利活動法人)の国際レスキューシステム研究機構(IRS)、全日本空輸(ANA)、オンワード樫山、コマツ、前田建設グループの前田製作所がもてる知見、技術を結集させる。
計画では、7月末にIRSや国内の大学が開発しているロボットを紹介するサイトを立ち上げ、8月末にはサイト上でANAが救助隊の輸送に最適な航空機材、人材、基地などを提案。
9月末にはコマツが震災救助用機械を、10月末には前田建設が基地の詳細を提案する。
そして11月末に、謎の大金持ちに対する具体的な提案やオンワード樫山による救助隊のユニホーム公開、現行の最先端技術で実現した場合の初期費用や維持費用などを見積もり公表するという。
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【用語解説】国際レスキューシステム研究機構
略称は、IRS(International Rescue System Institute)。02年4月に設立されたNPO法人。災害時の救助ロボットの研究開発、実証実験などを行う。95年1月の阪神淡路大震災を機に、神戸大学を中心に組織されたレスキューロボットの研究グループを前身とする。大学や国の研究機関、企業などの30以上のチームが参加する。
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【用語解説】サンダーバード
英国で1965年に放映された特撮人形劇のテレビ番組。その後、日本をはじめ世界各国でも放映され、大人気となった。時代背景は西暦2065年。ブルーの制服に身を包み、最新技術の特殊メカに乗り込んで、危機に直面した人々を救う国際救助隊の活躍を描いた。
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