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125社に84億円請求 県工事談合20060825沖縄タイムス
県発注の土木建築工事をめぐる談合問題で、県土木建築部の首里勇治部長は二十四日会見し、談合に加わった企業に課す損害賠償(違約金、工事請負額の10%)の総額は八十三億八千九百九十万円、対象は二百七十一件・百二十五社に上ることを発表した。
県は「把握している範囲内で地方自治体が課す違約金額としては最大規模だろう」と説明。一括納付が原則だが、企業の申し出があれば額にかかわらず、五年を限度に分割納付を認める。九月には対象企業への説明会、年内に経営状況などの個別ヒアリングをし、本年度内に一回目の支払いを求めていく考えだ。
公正取引委員会(公取委)から談合の指摘を受けたのは、県が二〇〇二年四月一日から〇五年六月七日までに発注した特A土木建築工事三百七十六件、総額一千八十八億八百二十三万円。県は違約金規定がなかった〇三年一月以前の百五件についても、今後算定方法を検討し請求する方針で、賠償金額はさらに膨らむ見通しだ。
県が現段階で対象とした二百七十一件の内訳は、土木建築部発注が百十六件(違約金額・二十六億八千四百七十五万円)、農林水産部が六十九件(十七億八千九百九十四万円)、企業局が四十二件(十四億九千百五十八万円)、教育庁が三十二件(十四億五百四十八万円)、病院事業局が四件(八億百九十三万円)、観光商工部が七件(一億九千五百七十九万円)、福祉保健部が一件(二千四十一万円)。
違約金の一社当たりの平均額は六千六百八十三万円。最高額は五億六千八百三十九万円、最低額は一千五百五万円だった。個別の企業名について、県は「県と企業の契約で、相手方の了解を得ておらず一方的に公表はできない」などとし、明らかにしなかった。
首里部長は「公共工事の減少をはじめ課徴金や損害賠償金の負担で、建設業の経営状況は厳しい」との認識を表明。業界の活性化を図るため「経営基盤の強化や新分野への展開など、建設業協会などと連携し、具体的な支援策を検討したい」と述べた。
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