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環境省貯留専門委が初会合 海底下地層のCO2回収・隔離へ検討開始20060926建設工業
環境省は25日、中央環境審議会(環境相の諮問機関)の「二酸化炭素(CO2)海底下地層貯留に関する専門委員会」の初会合を開き、CO2の回収・隔離(CCS)への対応などの検討に着手した。廃棄物などの海洋投棄処分を規制しているロンドン条約の96年議定書が改正され、海底下の地層へのCO2貯留が認められる可能性があることから、海洋環境への影響防止方策や、地球温暖化対策としてのCCSの位置付けなどを議論する。11月下旬に報告書案を作成し、一般からの意見募集を行った上で、来年1月に最終報告書を取りまとめる。
CCSは、枯渇油層や枯渇ガス層、炭層などにCO2を貯留するもので、世界全体での貯留ポテンシャルは極めて大きく、温室効果ガスを大幅に削減する手段の一つとして注目されている。ロンドン条約96年議定書の改正案は、来月開かれる議定書締約国会議で検討される予定で、改正案が採択された場合には、日本も締結に向け準備を進めることになっている。
環境省は、こうした状況を踏まえ、CCSに関する技術開発の推進や、海洋生態系への影響防止策などを検討するため、中環審に専門委を立ち上げた。委員長は、清水誠東大名誉教授が務める。中長期的な観点からのCCSの位置付けや、安全性評価、クリーン開発メカニズム(CDM)との整合性なども検討課題に盛り込まれている。
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