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設計成績評定を再構築 客観的指標 ペナルティー基準値も 東京都20070130建設通信
東京都は、建築、土木などの各分野ごとにある現在の設計業務成績評定を見直し、統一した成績評定の仕組みを構築する。共通する客観的な指標によって評価することで、検査員のばらつきを抑える。客観性が認められれば、設計者選定への反映や工事成績評定要綱と同じような視点でペナルティー基準を設定できることに加え、プロポーザル方式などの参加資格として活用することも可能になる。2006年度末までにたたき台をまとめ、07年度から試行する予定だ。
現在、都の設計業務の成績評定は、土木、建築などの各所管部局ごとにあり、統一性がない。加えて、内部資料として受託者側にも評定結果を公表しておらず、次の設計者選定に反映していない。評価に対する客観性にも乏しく、明確な説明能力を持つとはいえない課題がある。
都は、こうした現状を踏まえ品質確保の取り組みの一環として、客観的な指標に基づく評価の仕組みが必要と判断した。国土交通省が自治体支援の一環で進めている建築設計委託業務の成績評定要項の検討をにらみながら検討していく方針だ。
評価指標の内容は今後具体化するが、履行期限の厳守など各業務に共通する指標を中心に抽出する考えだ。業務ごとに異なる内容の評価については、財務局建築保全部を始め、建設局や都市整備局など主要局の実務者らの間で十分議論した上で結論を出す。
成績評定は、受託者に公表できることが前提条件となる。評価指標に問題が無いと判断されれば、指名基準としての活用や工事成績評定で60点未満が指名停止の対象となる仕組みと同じような視点で、ペナルティーを科す基準値を設けることもできる。将来的には、過去の実績としてプロポーザル方式や総合評価方式などの参加資格として活用することも可能になりそうだ。
また、評価の対象とする委託金額の下限値などについても、検討する余地があるとみられる。
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