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**ニッコン e-建設経営通信 【第218号】**
■ Question 1
JVで特別共同企業体と特定建設工事共同企業体と経常建設共同企業体の違いは何でしょうか?
■ Answer 1
1.照会のあったJVのうち、特別共同企業体がどのようなものかは不明です。
国土交通省が推奨しているのJVは、特定建設工事JVと経常建設JVだけです。
多分、特別共同企業体とは、特定建設工事JVを指しているのではないかと思われます。
2.特定建設工事JVとは、工事発注後毎にその工事施工のためだけに結成されるJVのことで、俗に「一発JV」といわれています。
大型工事発注において、活用されています(甲型JV、乙型JVの2種類があります)。
従来は特定建設工事JVだけで競争入札が行われていましたが、最近では、特定建設工事JVと単体企業が同一の競争入札に参加する混合入札が増えてきています。
3.経常建設JVとは、俗に「通年JV」といわれるように、通常の単体企業のように年度当初に資格審査を受けて、有資格者名簿に登載され、その後に指名等を受けるJVです。
地元業者、中小業者振興のために結成されるJVです(これにも甲型JV、乙型JVがあります)。
従来は、経常建設JVの構成員は、JVとは別に単体企業でも資格審査を受けることが出来ましたが、国土交通省直轄工事では、経常建設JVの構成員は、単体では資格審査申請ができないことになりました(ただし、例えば経常建設JVの資格申請業種が土木工事業の場合、単体ではとび・土工・コンクリート業等を資格申請することは可能です)。
■ Question 2
営業活動では勿論のこと、建設業界においても最近では現場代理人に「プレゼンテーション」能力が強く求められてきているように感じます。「プレゼンテーション」を行う際の留意点を教えてください。
■ Answer 2
プレゼンテーションは、一般に「自分の考えを相手に理解してもらう」ために行う行為であると言えます。
自分の “考え”(思考)というのは、頭の中で散発的に、ランダムに起こっていることであり、それ自体は論理的でもなんでもないものです。
その自分の“考え”が良いものであることを相手に納得してもらおうと思うと、論理的に説明せざるを得ません。
即ち、プレゼンテーションにおいて最も重要になるのは、「論理的に思考する力」なのです。
ところが、論理的に理論を展開する、つまり伝えたいこと(主張)が、正しい根拠に基づいて述べられたとしても相手は理解するとは限りません。
自分の主張が相手にとって意味のある主張なのか?聞きたいと思っていることに対して答えているのか、を考えることが大切です。
相手の判断基準や優先順位づけ、そしてその背景にある価値観を理解してメッセージを送らなければ受け入れられないことになる可能性が高いのです。
制約条件が存在すると、人間は判断基準が変わります。
例えば、住宅の購入のケースを考えてみましょう。
自分が生涯に受け取れる収入を考え、1億円の住まいを購入するのがせいぜいと思っている人に、3億円もする物件を企画して熱心に勧めてもほとんど意味がありません。
この場合、前提となる条件、制約条件があるために、その人の判断基準が必然的に決定されてくるのです。
このように「納得のアプローチ」を行うためには、相手のもっている制約条件を的確に把握しておくことが重要になります。
制約条件を想定するときには、「時間的制約」、「資金的な制約」、「こだわりによる制約」、「安全を確保のための制約」の4つの視点で考えると有効です。
ただし、相手によって様々なことが考えられますので日ごろから幅広い視点で物事をとらえる目を養うことが大切です。
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