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建築設計大手の人材採用−積極姿勢に転換 業務量増加、年齢バランス是正も 本紙調べ20070410建設工業
大手建築設計事務所が人材採用を積極化させていることが、日刊建設工業新聞社が3月末までに実施したアンケート調査で分かった。07年度の新卒採用者は、調査対象の14社で計175人と、06年度実績と比べ約50%増えた。民間建築需要が高水準で推移していることを背景に、これまで人材採用を抑えてきた建築設計事務所も積極採用に転換。業務量の増加に対応するだけでなく、社員の年齢構成バランスを是正するなどの目的で、中途も含めた人材採用に積極姿勢を見せている。
07年4月に新卒採用者を増やしたのは、14社のうち10社。なかでも日建設計の採用数は44人と最も多く、前年度の2倍となった。このほか日本設計が24人、INA新建築研究所が23人、三菱地所設計が14人、山下設計が10人と2けたの新卒者数としている。採用増の理由としては、「業務量増加に伴う技術者の増員」(三菱地所設計)、「業務量の増加」(INA新建築研究所)など受注増に伴う業務対応を挙げる事務所が目立つ。年代別の社員構成バランスを理由とする事務所も多く、「年齢構成のアンバランス是正」(久米設計)、「欠員補充、世代間の偏り是正」(昭和設計)などの回答があった。
08年度についても「未定」とした3社を除き、11社のうち9社が採用を増やす予定。梓設計が6人増、山下設計とアール・アイ・エーがそれぞれが5人増、石本建築事務所が4人増を見込んでいる。即戦力を期待した中途採用者数は、06年度に14社合計で前年度比約50%増の168人。三菱地所設計が33人、INA新建築研究所が28人、梓設計が27人を採用し、07年度も三菱、INAがそれぞ20人の採用を予定している。
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