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入札ボンドに技術評価の視点を 関東整備局,土工協と意見交換20070518建設通信
国土交通省関東地方整備局は17日、日本土木工業協会(葉山莞児会長)との意見交換会の中で、2007年度から試行する現行の入札ボンド制度について、たんなる手続きだけではなく、十分な機能を果たしているかどうか検証していく方針を示した。背景には、保証会社や金融機関が、企業の財務状況だけでなく、品質確保(技術力)をみて企業を選別しているかといった問題がある。技術力の評価は今後、入札ボンドの試行拡大を判断する重要な要素になるだけに、同局は検証を進め今後の制度設計に反映させる方針だ。
同局は意見交換の中で、工事の品質確保がコンプライアンス(法令順守)の最も大事な要素であるとの考えを強調した。粗雑工事や低価格入札、下請けへのしわ寄せなどの課題が浮き彫りになっているにもかかわらず、品質確保の視点に立脚した議論が業界で進展していないことを懸念している。
このような状況で、入札ボンドを試行することについて、「例えば、下請取引で問題があるような企業が財務状況がいいからといって参入できるようでは意味がない。それでは制度自体が形骸化する」(企画部)と指摘している。
このため、工事の品質をきちっと確保できる技術に優れた企業が選別されているかどうか、チェックする必要があるとした。今後、ボンド発行会社に対し、技術力に視点を置いた企業の選別を実施するように求めていく。
土工協は意見交換の中で、JV各構成員によるボンド負担、民間の積算を基に予定価格を算定する交渉方式(総合評価方式)で入札ボンドをさし入れる時期や、ボンドを決める方法が課題になるとの見方を示した。
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