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首都高速会社 単価契約の橋脚補強工、項目追加し再公告 新方式の入札仕切直し20070615建設工業
首都高速道路会社は、先月の入札が不調に終わった初の「単価契約方式」による橋脚補強工事の発注を、15日に再公告する。ビルの間をすり抜けるように走る都心部の高速道路に特有の厳しい施工環境に配慮して、単価の項目を再検討。作業用地の費用や、交通規制で生じる人件費などの単価項目を追加して入札を実施する。再公告するのは、条件付き一般競争入札の「(改)鋼製橋隅角部補強工事19−1−4」。首都高3号渋谷線六本木〜池尻区間の橋脚20基の柱と橋台の接続部分(隅角部)の亀裂を補修する工事で、入札時の見積書を基に作業項目ごとの単価を決めて契約。出来高に応じて工事代金を支払う。
再公告では、先月の入札の応札者への聞き取り調査や、施工中の隣接区間の工事を参考に単価項目を再検討し、実情に即した項目を追加した。具体的には、高架下の空間が狭く、作業に必要な事務所や機材置き場などのスペースを別に確保する必要があるため、営繕用地の費用を盛り込んだほか、夜間の交通規制時に実施する足場設置の現場監督と交通誘導員の単価も追加。補修に関する豊富な技術と知識も求められるため、作業回数に応じて研究開発費に当たる技術経費も支払うことにした。
橋脚補強工事では、施工中に、補修が必要な新たな亀裂が発見されるケースが多く、事前に作業量を決めておく通常の総価契約では追加工事が発生するたびに契約変更が必要になり、業者が価格交渉などの手間を嫌って受注を敬遠。入札が成立しないケースが続発していたため、追加工事が発生しても交渉が不要な単価契約方式を初採用したが、先月24日の入札では全応札者が予定価格を上回り、不調に終わっていた。
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