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197社に改善勧告 国交省下請代金支払実態立ち入り調査結果20070615建設通信

 国土交通省は、2006年度の下請代金支払状況等実態調査に基づく立ち入り調査の結果をまとめた。調査対象の大臣許可業者307社のうち、197社に対して文書で改善を勧告し、その理由は「書面で締結されているが記載内容不十分、または契約時期が不適切」が最も多かった。同省では、4月1日付で各地方整備局に設置した「建設業法令遵守推進本部」を契機に次回から実態調査を強化し、施工体制等調査指導班(通称・施工体制等Gメン)の立ち入り調査とともに、過去の調査結果を踏まえたフォローアップを実施していく。

 立ち入り調査は、建設業法などの順守のほか、元下関係の適正化に向けた指導を目的に、298社の営業所と9社の工事現場の計307社(前年度306社)を対象に実施した。

 調査期間は06年11月から07年3月まで。

 調査対象企業数の内訳は、地方整備局が東北30社、関東45社、北陸35社、中部35社、近畿39社、中国30社、四国30社、九州33社で、北海道開発局が25社、沖縄総合事務局は3社となっている。

 調査結果をみると、各項目ともに改善傾向にあるものの、「書面で見積もりを依頼していない」が120社、構成比39.2%、「書面で契約締結されているが記載内容不十分、または契約時期が不適切」が133社、43.3%、「契約書が書面で締結されていない」が18社、5.9%と、依然として不適切な元下関係がみられる。

 主な項目の調査結果は「書面で適正に契約締結されている」が156社、50.8%で、前年度に比べて1.2ポイント減った。一方、「契約が書面で締結されていない」は1.7ポイント増加した。「書面で契約締結されているが記載内容不十分、または契約時期が不適切」は0.5ポイント減少した。

 「見積内容(工種別ごとの材料費、労務費、経費の内訳など)が明らかになっている」は245社、80.3%で1.9%減った。「見積内容が明らかになっていない」は60社、19.7%で1.9ポイント増だった。

 また、請負代金を受け取ってから下請業者に支払うまでの期間では、「1カ月以内に全額支払った」が270社、87.9%で1.0ポイント増え、「期日までに全額支払われていない」が37社、12.1%で1.0ポイント増えた。

 手形期間は「120日以内」が180社、82.2%で3.8ポイント減、「120日を超過」が39社、17.8%で3.8ポイント増だった。

 勧告数は前年度に比べて35社増え、局別の勧告数は、地方整備局が東北17社(うち一般建設業許可1社)、関東41社、北陸29社(同4社)、中部17社、近畿20社、中国30社、四国15社、九州17社(同1社)で、北海道開発局が10社(同2社)、沖縄総合事務局は一般建設業許可の1社だった。

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